運動医療

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【講義の目的】
  1.運動による生活習慣病(主に代謝性疾患)の予防・改善
  2.自立した生活を一生涯営むために、介護予防に必要な日常生活
    における運動習慣の形成
  上記1,2の重要性を理解し、生理学を基礎として、運動生理学、病態生理学、
  運動学、代謝疾患学、運動処方基礎理論、各種運動における特色と効果、活用方法、
  運動と栄養の相互関係などを学び、運動を柱とした健康の維持・増進に寄与し、
  広く健康教育の推進に貢献できる運動療法士を育成する。
運動医療
単元テーマ講義内容
1運動と健康
概論、適度な運動の効果・必要性、平均寿命と健康寿命、生活習慣病予防と介護予防
2運動生理学:呼吸器系1
呼吸器系メカニズム・システム、安静時呼吸代謝と運動時呼吸代謝、RQ一覧表
3運動生理学:呼吸器系2
有酸素運動と疾病予防、肺機能検査
4運動生理学:循環器系1
循環器系基礎生理学、心臓・血管・血液
5運動生理学:循環器系2
循環器系運動生理学、循環器疾患、心電図の意味
6運動生理学:呼吸循環器系
呼吸循環器系連動性のメカニズム、運動負荷テスト
7筋生理学
筋肉運動のメカニズム、筋肉運動とメッセージ伝達物質、サルコペニアと運動
8骨生理学
骨代謝の仕組み、重力とメカニカルストレス、メッセージ伝達物質、骨粗鬆症と運動
9運動による生理的効果まとめ
骨・筋肉代謝、呼吸循環器系発達、呼吸代謝、血液循環、メタボリックシンドローム
10運動処方作成の基礎1
運動処方作成の意義・手順、運動処方作成に必要な基礎知識
11運動処方作成の基礎2
運動処方作成の4原則と根拠
12病態生理学:高血圧症1
血圧の意味、高血圧の原因、高血圧症治療の概念、運動による高血圧改善の根拠
13病態生理学:高血圧症2
高血圧症運動処方作成の実践と理論・根拠
14病態生理学:糖尿病1
糖尿病発症の原因・メカニズム、インスリンの作用・メカニズム、合併症状、
運動による糖尿病予防・改善効果
15病態生理学:糖尿病2
糖尿病運動処方作成の実践と理論・根拠
16病態生理学:脂質異常症1
脂質の種類と体内における脂質の役割、脂肪毒性、運動による脂質異常症改善効果の根拠
17病態生理学:脂質異常症2
脂質異常症運動処方作成の実践と理論・根拠
18病態生理学:肥満症1
肥満症の定義・根拠、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞、肥満症治療における運動の意義
19病態生理学:肥満症2
肥満症運動処方作成の実践と理論・根拠
20病態生理学まとめ・確認1
代謝異常症(メタボリックシンドローム)原因・メカニズム
21病態生理学まとめ・確認2
代謝異常症に対する運動療法の根拠・メカニズム
22運動による介護予防・改善
要介護の原因・症状、介護予防・改善における運動の効果と根拠
23ロコモティブシンドローム
歩くことの意義と重要性、歩行機能と健康、ロコモーティブシンドローム
24フレイル
フレイルの意味、症状、現状と対策
25子供とスポーツ
成長期障害、子供の身体と心の特性、年齢毎の運動の意義・重要性・効果